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脱・初心者!ハイパスを使いこなしてポッドキャストの音質をワンランク上げるコツ

こんにちは。ポッドキャスターのリッキー(@rickey_blog)です。ブログとポッドキャストでポッドキャスターに役立つ情報を発信してます。

ポッドキャストの収録や編集をしていると、「ハイパスかけた方がいいよ」なんて言葉を耳にしませんか?

「ハイパス?高くパスするってこと…?一体なんのことだろう?」

そんな風に感じている、ポッドキャストを始めたばかりのあなたへ。 今回は、脱初心者を目指すための必須テクニック「ハイパスフィルター」を使いこなし、あなたの番組の音質をワンランク上げるコツをご紹介します。

「ハイパスフィルター」って一体なに?

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ハイパスフィルターとは、その名の通り「高い(High)周波数の音を通過(Pass)させる」エフェクトのことです。

逆に言うと、「低い(Low)周波数の音をカット(Cut)する」ということ。 そのため「ローカットフィルター」とも呼ばれます。

では、なぜわざわざ低音をカットする必要があるのでしょうか?

実は、私たちの声に含まれる低音域には、エアコンの駆動音やPCのファンの音、マイクスタンドを伝わる振動音など、不要なノイズが多く含まれています。

また、マイクに息がかかってしまう「吹かれ」の「ボフッ」という音も、この低音域のノイズです。

こうした不要な低音は、音声全体を「もこもこ」と不明瞭にさせ、聞き取りにくくする原因になります。

そこでハイパスフィルターを使い、声の明瞭度に関わらない不要な低音域だけをカットすることで、スッキリと聞きやすいクリアな音声に仕上げることができるのです。

機材での設定方法と効果の違い

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ハイパスフィルターは、主に2つのタイミングでかけることができます。

  1. 編集ソフト(DAW)でかける

  2. マイクやオーディオインターフェース(機材)でかける

編集ソフトで後から調整するのが最も簡単で失敗がないため、初心者の方にはおすすめです。 今回は、機材のスイッチでどれだけ音が変わるのかを見ていきましょう。お持ちの機材に「HPF」や「LOW CUT」といったスイッチがないか、ぜひ確認してみてください。

では、実際にフィルターをオンにすると、どれくらい音が変わるのでしょうか。

フィルターがオフの状態だと、低音が響いて少し「もっこり」した印象に聞こえます。

しかし、フィルターをオンにした途端、その「もっこり感」が消え、声の輪郭が「くっきり」と際立つのが分かるはずです。

特に、車の中など移動中に聞いていると、フィルターがオフのときは低音が過剰に増強されてしまい、聞きづらいと感じることがあるかもしれません。

たった一つのスイッチをオンにするだけで、これほど明瞭さに違いが生まれるのです。

どれくらいかけるのが正解?あなたの声に合った設定を見つけよう

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ハイパスフィルターは、ただかければ良いというものでもありません。 どれくらいの周波数(音の高さ)からカットするかで、聞こえ方が大きく変わってきます。

緩めにかける(例:50Hz〜80Hz)

マイクによっては、段階的にフィルターのかかり具合を調整できるものがあります。

例えば「50Hz」からカットする設定は、不要な超低音域だけをナチュラルに取り除いてくれます。 声の温かみや深みは残しつつ、スッキリさせたい場合に最適です。

特にトークがメインのポッドキャスターであれば、このくらいの設定が心地よく聞こえることが多いでしょう。

強めにかける(例:120Hz)

次に、「120Hz」あたりからばっさりとカットする設定。

こうすると、声の低音成分がかなりカットされ、非常に「クリアで明瞭な」印象になります。 声がシャープになり、高音域が際立って聞こえるようになります。

一般的に、声の周波数は性別によって異なります。

  • 男性:70Hz〜80Hzあたりから

  • 女性:120Hzあたりから

これくらいの数値を目安に設定すると、声の魅力を損なわずにノイズをカットしやすいと言われています。 もちろん個人差があるので、ご自身の声で試しながらベストなポイントを探してみてくださいね。

BGMを使うならハイパスフィルターは必須!

もしあなたの番組でBGMを使っているなら、ハイパスフィルターは「必須」と言っても過言ではありません。

フィルターをかけずに声とBGMを重ねると、声の低音域とBGMのビートやベース音がぶつかり合い、全体が「ごわごわ」とした塊のように聞こえてしまいます。これでは、せっかくのトークもBGMも台無しです。

そこでハイパスフィルターの出番です。

声にハイパスフィルターをかけて低音域をカットすることで、その空いたスペースにBGMの低音が収まります。

これにより、声とBGMが綺麗に「住み分け」され、お互いを邪魔することなくリスナーに届けることができるのです。

BGMありの番組を制作する場合は、少し強めに「90Hz〜100Hz」あたりでカットすると、より聞きやすいバランスになるのでおすすめです。

まとめ:あなたの番組に最適なバランスを見つけよう

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ハイパスフィルターは、ポッドキャストの音質を向上させるための強力なツールです。

  • BGMなしのトーク番組なら:緩めにかけて声の温かみや「味」を活かす。

  • BGMありの番組なら:少し強めにかけて、声とBGMをしっかり分離させる。

このように、番組のスタイルに合わせて調整するのがポイントです。

難しく考えず、まずは一度、お持ちの機材のハイパス(ローカット)スイッチを「オン」にしたり、編集ソフトのエフェクトを試してみてください。

きっと、あなたのポッドキャストがもっと聞きやすくなるはずです。 色々と試しながら、あなたの声と番組に最適な「ベストバランス」を見つけていきましょう。

それでは、Have a wonderful and fruitful day

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